受賞案件
写真でコロナに打ち勝ちま賞
賞名 | 写真でコロナに打ち勝ちま賞 |
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対象案件/会社 | 株式会社デコルテ・ホールディングス |
ファンド | キャス・キャピタル株式会社 |
選考理由 | 結婚披露宴サービス、写真スタジオ、ヘルスケア事業を起業した創業者から、“将来にわたる成長と発展”を託されたキャスキャピタルは約4年前に投資実行。 キャスキャピタルは資金と人を投入し知恵を絞って業績向上に取り組んだが、投資時には想定していなかったコロナ禍で大きく変容した社会に沿うビジョンを明確にして企業価値向上に努めた。 特に起業時の3事業の内、2つを有力企業に譲渡撤退し、成長と発展の見込める事業として写真を使った「フォトウェディング」という新しいサービスを提供する写真スタジオ事業に集中選択する大胆な事業ポートフォリオ改革によって成長と発展を実現した。さらに写真スタジオ事業をペットや他のライフイベントなど少子高齢化への対応を展開し2021年1月一部売却、2021年2月東証上場審査申請を経て2021年6月上場しエクジットした。 コロナ禍で延期や中止となり失われてしまった結婚式のワクワク感と新しい家族の門出への希望と高揚感を、「フォトウェディング」によって新婚カップルと家族と友人が共感することができ、少子高齢化が進む日本において、コミュニティー全体を明るくした社会的意義は大きい。 また、数値分析と予測に基づく経営管理、管理系などの外部マネージメント人材の投入、スキル向上とキャリア形成へのモチベーション施策、Web Site拡充、ガバナンス拡充によって働き甲斐ある会社に作り替え企業価値向上に大きく貢献した。 街の写真館が少なくなり「フォトグラファーを生業」と志す人を含めた人材に活躍の場を与え、事業譲渡によって全体では35名の社員減となったが写真スタジオ事業の社員数は投資時点からExit時点では120名増と雇用拡大にも貢献し、ESGとSDGsの「働きがいも 経済成長も」に適う投資案件となった。 以上のように、創業者から“将来にわたる成長と発展”を託され、ファンドとしてさまざまな形でバリューアップをしつつ、コロナ禍の中で、フォトウェディングを通じて社会を明るくした点を評価し「写真でコロナに打ち勝ちま賞」を贈ります。 受賞インタビューはこちら |
選考委員
委員
株式会社 岡&カンパニー
代表取締役
岡 俊子 氏
委員
株式会社 カドタ・アンド・カンパニー
代表取締役社長
門多 丈 氏
委員
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ
取締役会長
茂木 敬司 氏
委員
一橋大学
経営管理研究科
教授
伊藤 友則 氏